乳がん検診でマンモグラフィは早期乳がんの発見に効果的な検査です。マンモグラフィは乳房専用のエックス線撮影のことで乳がん検診における触診では診断できない小さな
しこりやしこりになる前の微細な乳がんの発見に効果的で乳がん検診で唯一つ有効性証明された乳がん検診方法です。マンモグラフィの弱点は若い女性の場合乳腺が多い
のでX線がぼやけてしまってしこりを発見しずらいのと妊婦には適さないという事です、そこで超音波検査(エコー検査)を乳がん検診に取り入れている所もありますマンモ
グラフィより粗いので逆に乳腺の影が映りにくく若い女性や妊婦にも安心して使えますがまだ国の指針には入っておらずこの先その有効性が認められていくでしょう。
★乳 がんになりやすい人★
統計的な調査によって乳がんになりやすい人(危険因子を持った人)がある程度明らかになっています。
☆血縁者に乳がんになった人がいる(遺伝)
☆未婚の人
☆初潮が早く、閉経が遅い人
☆年齢(40歳以上)
☆良性の乳腺疾患になったことがある
☆高齢出産の人(出産をしていない人)
☆肥満の人(特に閉経後)
☆乳がんになったことがある(再発)
以上がその危険因子で当てはまらない人が乳 がんになりにくいといえます。もう一つ乳がんには女性ホルモン(エストロゲン)が深く関わっていてがん細胞の発生と増殖の
原因の1つとも言われています。乳がんの治療は手術になります、乳がん検診やマンモグラフィなどで早期発見できれば乳房温存手術(全体を切除するのではなく、しこり
の部分のみ切除)が出来ますし、90%以上治る病気です。術後の再発予防の為の乳がん治療は抗がん剤治療、放射線治療、ホルモン剤があります。